15歳以上の日本人のうち、3人に1人は頭痛に悩まされているといわれています。身近な症状でもあることから、頭痛ぐらいなら大丈夫と軽く考えている人も多いかもしれません。しかし、ひどくなると生活や仕事に支障をきたすようになったり、中には命にかかわる病気が隠れていることもあります。
頭痛と一言で言ってもその原因はさまざまで、それにより予防法や対処法は大きく異なります。原因に合わせた対処法をとらなければ、反対に頭痛を悪化させることも考えられます。
【3タイプ別】頭痛の種類とそれぞれの対処法
頭痛は大きく分けると三つのタイプに分けられます。
一つ目が緊張型頭痛と呼ばれるものです。痛みの原因は精神的なストレスが長く続いたり、同じ姿勢を長時間取り続けていることで、頭から首にかけての筋肉が凝り固まって頭痛が発生するというものです。
二つ目は頭の血管がひろがり炎症を起こし、周りの神経が刺激されて発生する片頭痛です。寝不足や眠り過ぎ、ストレスなどによって血管が広がるきっかけとなり、その周りに炎症が起こった際に発生します。
そして三つ目が群発頭痛で、はっきりとした原因は分かっていません。しかし目の奥にある太い血管がひろがって、その周りの神経が刺激されたことで炎症を起こし、激しい痛みがおこるといわれています。
このように様々な症状があるのですが、原因に合った対処法を行わなければ、逆に頭痛を悪化させる原因にもなるため注意が必要です。
自分の症状にあった対処法を行い、つらい頭痛を改善しましょう。
1.緊張型頭痛
頭の後方や両側が重苦しく締め付けられるように痛む、肩こりを伴い、身体を動かすと症状が楽になる場合には緊張型頭痛である可能性があります。
◎有効な対処法
・肩や首などの痛い部分を温める
・身体を少し動かす
・日常生活でストレスや疲れをためないように意識する
・長時間同じ姿勢を取り続けることが多い場合には、ストレッチやマッサージをしてコリをほぐす
2.片頭痛
ズキンズキンと波うつような痛み、気持ちが悪くなって吐いてしまう、光や音に敏感になり動くと痛みが悪化するような症状は、片頭痛の可能性が高いでしょう。
◎有効な対処法
・痛む部分を冷やす
・室内を暗くして安静にする
・規則正しい生活を心がけて、寝過ぎや寝不足、夜更かしなどを避ける
3.群発頭痛
目の奥が痛んだり充血して涙が出てくる、夜中に痛みで目が覚めるなどの場合には群発頭痛である可能性が高まります。
◎有効な対処法
酸素吸入や薬物療法などの病院での処方が必要となります。
少しでも気になるようであれば早めに医療機関で相談しましょう!
「肩こり」が原因で頭痛が引き起こされる場合
頭痛の原因は様々ですが、国民病とも言われる肩こりもその一因です。
こりは運動不足や食生活の偏り、不規則な生活リズムや身体の冷えなどで生じた代謝低下による血行不良で起こります。代謝が低下すると血液やリンパ液の流れが滞りますので、首や肩周辺の筋肉が強張り緊張していきます。それが肩こりとなり、頭痛の発症へと繋がってしまいます。仕事時や勉強時の姿勢が悪いことによる身体の歪みも、肩こりには大きく影響します。
ここでは肩こりからの頭痛に効果的な対処法をご紹介します。
1.代謝を上げ血行を促進させる
まずは栄養バランスを考えた食事がしっかり取れるように心がけましょう。身体を温める効果がある根菜類などを日々の食事に取り入れるのもおすすめです。水分も小まめに摂取しましょう。
ストレッチやマッサージで血行を促進させるのも効果的です。ストレスや疲労を心身に溜め込まないように意識しましょう。
2.適度な運動を行う
隙間時間を見つけて適度な運動を行うことを習慣づけましょう。
3.正しい姿勢を心がける
長時間同じ姿勢をとり続けず、正しい姿勢を心がけるようにすることも重要です。
4.規則正しい生活を作る
睡眠時間を十分確保し、起床時間だけでも毎日同じ時間にするなど、規則正しい生活リズムを作っていきましょう。
当院では頭痛の原因の一因となる肩こりを骨盤矯正により整えていきます。カイロプラクティックに基づいた矯正により、身体の土台となる骨盤を整えます。トムソンベッドを使用した痛みの無い施術ですので、矯正が初めての方でもご安心ください。ご予約不要ですのでお仕事やお買い物帰りにも立ち寄りやすくなっております。