肉離れとは、激しい運動をするなどして筋肉収縮を繰り返しているうちに筋肉が断裂してしまう症状のことを指します。これはスポーツ選手など体を動かす職業の方に多く見られる症状です。しっかり適切なリハビリをしないと癖になってしまうこともあり、注意が必要です。
肉離れが起きる原因
筋肉への急激な負荷
ダッシュやジャンプ、着地など急激な負荷がかかることが原因としては最も考えられます。
加えてウォーミングアップが足りないと肉離れの危険性が高くなります。
疲労の蓄積
疲労がたまっていると断裂を起こしやすい傾向にあります。
筋肉に疲れをためないよう気を付ける必要があります。
ストレッチなどのアフターケアをよく行って、その日の疲れはその日のうちに取ることを心がけましょう。
肉離れは3段階!早期の診療をしましょう
肉離れは症状が三段階に分けられます。
①若干の痛みはあるが歩行することや軽い運動をすることは可能な軽度
②かなりの痛みを伴い歩行や運動をすると皮下出血が起こってしまう中度
③完全に筋肉が断裂してしまい歩くことも困難になってしまう重度
重度になる前に適切な処置をすることで悪化を防ぐことができます。
万が一、重度の症状になってしまった際には手術や入院が必要となり、場合によっては後遺症が残って、運動ができなくなってしまうこともあります。そのため、初期症状が出た時点で病院に行くことが推奨されています。
肉離れが起きてしまった際の対処法
肉離れの応急処置として効果的なのは「RICE処置」です。
RICE処置とは
「Rest安静 Icingアイシング Compression圧迫 Elevation拳上」
のことで、中でも重要なのはアイシングです。
しかし冷やしすぎることは凍傷の恐れがありますので「30分まで」にしてください。
病院に行ける状態になったら早めに診てもらいましょう。
肉離れに「無理」と「放置」は厳禁です!
肉離れと似ている疾患
突然症状が出た場合、肉離れには似た症状を持つ疾患があり、勘違いしてしまう可能性があります。症状が軽いからといって放置はせず、肉離れの可能性があることも考えて診療してください。
肉離れと似ている症状については以下があります。
・こむら返り(筋肉がつること)
痙攣している感じがある場合はこむら返りの可能性があります。
また、肉離れは痛みが治まらないのと反対に短時間で痛みが治まります。
・筋肉痛
運動直後ではなく翌日から起こります。
運動直後に動けないほど痛みを感じる場合は肉離れを疑いましょう。
急性期には整形外科、慢性期には整骨院へ!
肉離れの治療方法は時期によって異なります。
肉離れを発症してからすぐの急性期には整形外科へ行きましょう。
発症してから数日経ち慢性期になったら整骨院がオススメです。
整骨院での治療法
当院では手技療法や電機治療で、お客様の症状に合わせた治療を行います。
お客様の声を大事にしていますので、痛みや苦手なことなどなんでもご要望をお伝えください。また、アドバイスなどコミュニケーションを取りながら治療をしていきますのでご安心して通っていただけます。
肉離れが起きた部分をかばおうとして全身に歪みが生じたり、元々歪みがあったことも原因に関係している可能性がありますので、歪みの矯正も行っております。 全身の歪み矯正によって筋肉を使えるようにして、肉離れの負担を改善していきます。