横から鏡を見て頭が前にいっていませんか？
ストレートネック（スマホ首）は様々な身体の不調を引き起こします。
ストレートネック（スマホ首）とは
ストレートネックは首の骨のカーブが失われて、まっすぐになってしまった状態のことを指します。
人間の頭は約4～6kgと言われていますが、首の骨のカーブが、頭の重さを分散させ衝撃などを和らげてくれています。
「前かがみ」や「下を向く」という動作を長時間繰り返すことでカーブが失われ、首に対してかかる負担が大きくなってしまうのがストレートネックです。
スマホ操作で首を約60度前に曲げると、首にかかる負担は約27kgにもなります。
ストレートネックかどうか知りたい？簡単セルフチェック
ストレートネックかどうか知りたい人は、以下のセルフチェックを試してみて下さい。
チェック方法①
- かかと、お尻、肩甲骨、肩が壁にぴったりとつくように真っ直ぐに立ちます
- 力を抜いた直立姿勢で後頭部が壁に当たるかどうか確認してください
もし後頭部が壁に全くつかない、または力を入れなければ後頭部が壁につかない場合は、
ストレートネックの症状が起こっている可能性があります。
チェック方法②
- 横方向から全身の写真を撮影してください
- 顔の位置が身体に対してどの位置にあるか確認してください
顔の位置が身体の前方に位置している場合は、
ストレートネックの症状が起こっている可能性があります。
ストレートネックによる影響
ストレートネックになると以下のような症状が起こりやすくなります
頭痛・肩こり
重い頭が前方に来るため、支えるために首や肩回りの筋肉が固くなり、
緊張によって血管が圧迫され、脳に届く血流量が減少してしまいます。
自律神経のバランスが崩れる
首周りの筋肉が固くなることで自律神経のバランスに悪影響が出ます。
自律神経失調症やうつなどを発症するリスクも高くなります。
その他、めまい、手足のしびれ、眼精疲労、不眠症、いびきなどの症状が出ることもあります。
ストレートネックの予防や改善方法は？
姿勢を良くする
普段から座ったときの姿勢や、スマートフォンを操作する時の姿勢を意識することが大切です。
特にスマートフォンを持つときは下を向いた動きになりがちなので、目線の高さに合わせた位置で操作をするようにしましょう。
身体に偏りを作らないためにも両手で持つこともオススメです。
枕の高さを適正に合わせる
高すぎる枕を使って寝ている場合、常に下を向いているような姿勢となり、ストレートネックになりやすい状態になってしまいます。
さらに、柔らかすぎる枕を使用していると、頭部を安定させようと常に首が緊張した状態が続くため、負担がかかってしまいます。
枕は高すぎず柔らかすぎないものを選ぶのがオススメです。
ストレッチや適度な運動をおこなう
ストレートネックにはストレッチや適度な運動が効果的です。
特に首の筋肉を伸ばすストレッチをおこなうことで、首の可動域が改善し、痛みや肩こりの軽減に繋がります。
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