整体師の求人状況
整体師として働く場所は大変多く、仕事を紹介するホームページなどでも求人情報が数多く掲載されています。
腰痛や肩こり、神経痛などの症状を訴える方は大変多く、高齢者だけではなく若い方の間でも増加傾向にあります。
中学生や高校生などの若年層でも、スポーツ系の部活動やクラブチームなどで激しい運動を行っていると不調を覚えることが少なくありません。
こういったことから、身体の不調を改善するために通院される学生の方も多く、不調が解消した後も再び故障を訴える方も少なくありません。
このような場合に多くなるのが、一度だけではなく何度も通院して施術を受けることです。
過半数の方が繰り返し通院することになるため、整体師の仕事はその分だけ増えていくことになります。
個人経営の整体院などでも来院数が増加傾向にあるため、経営者とは別に複数の整体師を雇いたいと考えている院も多くなっています。
求人状況が増えているのは整体院からだけではありません。
日本全国には数多くの老人ホームがあり、現在も増え続けています。
老人ホームに入っている高齢者は、殆どの人が腰や肩などに痛みを抱えています。
腰痛や肩こりなどの症状を緩和するためには、専門的な知識などを所持した施術者が必要です。
また、肩こりや腰痛などは個人差も大きく、それぞれの症状に合わせて施術をしなければなりません。
このような状況に悩んでいる老人ホームは数多くあるため、需要が増え続けているのが現在の求人状況です
病院などの医療機関では、病気や怪我などのリハビリを行うための需要が増えています。
リハビリを行うためには病気や怪我などに対する豊富な知識や技術が必須です。
病気などの回復に合わせたリハビリをしなければ悪化させてしまいかねないため、病院などの医療機関での求人も増えています。
フィットネスやヨガ教室などでも、スタイルアップや美容、リラクゼーションを目的とした整体師の需要が高まっています。
骨盤などを矯正するとダイエット効果が期待できるため、美容関係からの求人状況も増加傾向にあります。
また、スポーツ関係の団体でも、整体師を雇用する箇所も増えています。
プロの選手を契約している場合もあるため、スポーツ関係の知識を所持しているとより有効です。
以上の状況から、医療機関やスポーツジムや介護福祉施設などでの需要が高くなっているため、整体師の求人状況は大変多いということができます。
整体師の定年
整体師には特別な国家資格などの必要がありません。
そのため、会社などを定年退職した人が新たに開業や就職などをしていることも多い仕事です。
この仕事の特徴として、年齢などによる定年とは関係なく働くことができる点が挙げられます。
若い頃からこの仕事を目指し、専門的な学校などで学んでいる方も少なくありません。
このような方々は、学校などを卒業や修了した後は整体師として働くことがほとんどです。
整体師の大きな特徴は、社会人として働いていた方が定年退職や転職などしたとしても十分に働けることになります。
腰痛や肩こりや神経痛などの痛みを改善できるため、多くの人から喜ばれるやりがいのある仕事です。
ただし、定年がなく年齢に関係なく始めることのできる仕事ではあるものの、専門的な知識や技術を身につけるためにはある程度の時間が必要になることを忘れてはなりません。
整体師のスクールに通う場合、入学するのに年齢制限はありません。
誰でも入学することが可能です。
学ぶ期間は学校によって異なりますので、しっかり調べておきましょう。
定年後に整体院を開業するのであれば、学校で専門的な知識や技術を指導してもらう期間を考えなければいけません。
また、高齢でも整体師として働くことはできますが、仕事をしていくためにはある程度の体力を必要とします。
老人ホームや介護福祉施設などで働くことも多いため、利用者の身体を起こしたり支えたりしなければならないこともあります。
医療機関などでリハビリテーションに携わる場合は、患者様が転倒しそうになった際手助けすることも必要です。
こういった様々な事態に対応するには、自分以外の他人を支えるための体力が重要になることが少なくありません。
上記のような体力が必要とされる場面も多くありますが、患者様の施術をするためには別段大きな力を要しないことも整体技術の特徴の一つです。
定年後に整体師を目指しても長い期間続けていくには、患者様一人ひとりの症状に適切な対応ができるよう深い知識と高い技術を身につけることが大切です。
知識などはすぐに身につくものではないので、長い期間努力を重ねていくことが重要です。
なるべく多くの患者様を施術したことで技術力が高くなると、何歳になっても求められる人材へとステップアップしやすくなります。
施術中は立っていることが多くなるため、下半身を鍛えておいても損はありません。
整体師には定年はありませんが、長く働くためには深い知識と高い技術を身に着けた上、それを更新し持続する努力などが必要不可欠な職業になります。