柔道整復師の求人状況
柔道整復師の求人状況、不況下の中でも良い状態が続いています。
柔道整復師が就職できる先としては、整形外科や接骨院などが挙げられます。
整形外科や接骨院では利用者が多い所ほど人手不足の状況が続いているので、柔道整復師資格所持者一人でも多く欲しいと考えている所が殆どです。
都市部では柔道整復師の取り合いになる状況も珍しくなく、給与の面から考えても良い所を選ぶことが可能になります。
今までは柔道整復師と言えば、自分で独立して接骨院や整体院を開く方が多かったのですが、独立をするのは容易ではありません。
新人が独立をしても直ぐに稼ぐことが難しく、今では独立する方が少なくなっているのが現状です。
その分、大手の整形外科や整体院が有名になってきており、地域に密着した集客を行っているため、利用者も増加傾向にあります。
これに伴い、人材不足も顕著になってきており、常に求人を出している所もあります。
特に整形外科においてはリハビリテーションに携われる方は重宝されているので、打って付けの職業にもなります。
リハビリテーションは誰でも簡単に行うことができるわけではなく、資格取得者が講習会を受講する事により、リハビリテーションに従事することが可能になります。
リハビリテーションができる人員が増えれば増えるほど診療報酬を高められますので、整形外科としては資格取得者を一人でも多く雇用したいと希望している状態です。
整体院や接骨院でも、柔道整復師を募集しているところは数多くあります。
このような院では大抵の場合ホームページを利用して宣伝をしており、同時に資格取得者の募集をかけています。
中でも、個人で運営している院は雇用対策に費用をかけるのが難しいこともあります。
大手の求人サイトに広告を出していないところでも自社のホームページや地域の紙媒体で求人を出していることも多いので、様々な媒体を確認することが自分の希望に合った求人を見つける近道になります。
他にも接骨院などだけではなく、スポーツジムでの求人も増加傾向にあります。
スポーツジムでは資格取得者を雇用することで利用者サービスを向上させる狙いがあり、集客にも繋がります。
そのため、多くの資格取得者が欲しいと考えているスポーツジムが増えているのが現状です
柔道整復師の定年
柔道整復師の定年は普通の会社員とは異なるので、厳密に言えば定年自体ありません。
自分が働きたいと考えている間は働き続けることが可能です。
年齢を積み重ねる事でスキルアップを図ることができ、柔道整復師は年齢を重ねれば重ねるほどスキルも高くなる傾向があります。
また、何歳になっても働き続けることが出来ることで、収入に困ることがないのも安心です。
通常、普通の会社員であれば、定年を過ぎると退職をすることになり、それ以上お給料をもらうことはできません。
柔道整復師は定年がないため、変わらず同じ給料をもらい続けることが出来ます。
更にスキルアップすればするほど給料も右肩上がりになる為、モチベーションも高く維持して続けることが可能な職業です。
整体院や接骨院を独立して開いている場合、特に定年を気にする必要はありません。
自分が来てくれる利用者に満足なサービスを提供できる体力さえあれば、いつまでも続けていくことができます。
長く運営をすればするほど定期的に通ってくださる方も増え、いつまでも仕事を続けることが可能になります。
長く仕事を続けるためには、体調の管理は勿論、体力をつけておかなければなりません。
柔道整復師の仕事は体力勝負になる事が殆どです。
デスクワークなどとは異なり、立ったまま施術をする事が多く、体力がないと一日に何人も施術する事ができません。
施術することができない状態が続いてしまえば、開店休業状態になるため注意が必要です。
体力をつけるためにも日々努力を行い、体調を整えることも大切になります。
特に定年を考えているような柔道整復師は、ベテランとも言われるレベルにまで達している方が大半のため人気も高くなります。
以上の理由から、一日に行う施術は新人などに比べても遥かに多いのが現状です。
独立して自分で運営をしているのであれば、お客様の調整を行うこともできます。
しかし、雇用されている場合は調整をするのも難しくなります。
施術ができなくなると雇用先からも定年と見られてしまう可能性もあり、体調管理には一層気を配らなければなりません。
きちんと日々努力を行い、一日に対応することのできる患者様に誠心誠意対応をする事で、年齢を気にすることもなくなります。
患者様とのコミュニケーションも上手くとることが出来るようになると、身体の疲れも軽減されるので施術を行いやすくなります。